ドコモgacco(ガッコ)が運営する大規模公開オンライン講座「gacco(ガッコ)」は、11月7日から岩崎学園情報科学専門学校による「情報セキュリティ基礎」講座を開講する。深刻化する情報セキュリティへの脅威を前に、理解拡大と専門人材の育成に取り組む。 情報漏えいやデータ改ざんなど、身の回りの情報セキュリティが脅かされるなか、その脅威に対応できる人材が不足していることは、昨今の日本が抱える喫緊の課題である。 セキュリティに関する講座は通常、注意を喚起する啓発的な内容になりがちだが、gaccoで開講する「情報セキュリティ講座」では、具体的な攻撃手法に焦点をあて、「不正侵入はどのように行われるのか」「大切な情報はどのように漏えいされるのか」など、さまざま事例を用いた「情報セキュリティ」に関する解説を行う。解説は、情報セキュリティ分野に知見のある、岩崎学園情報科学専門学校が務める。 具体的な講座内容は「情報セキュリティ概説」「サイバー脅威のおもな手口(前後編)」「セキュリティ対策のあり方」の全4構成。情報セキュリティの基本的な概念について確認したうえで、サイバー攻撃の具体的な手口を解説し、セキュリティ対策のこれからとあり方について学習できる。ネットワーク技術の基本的な知識があることが望ましいが、初心者にもわかりやすく解説するとしている。 「gacco」は、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が公認するMOOC配信プラットフォームのひとつ。講座はすべて無料で受講可能。講座によっては、対面授業に参加できる有料講座も用意されている。受講方法や詳細はgaccoのWebサイトで確認すること。◆ドコモgacco「ga089: 情報セキュリティ基礎」内容:情報セキュリティの基本的な概念について確認したうえで、サイバー攻撃の具体的な手口を解説し、セキュリティ対策のありかたについて学習する 第1週:情報セキュリティ概説 第2週:サイバー脅威の主な手口・前編 第3週:サイバー脅威の主な手口・後編 第4週:セキュリティ対策のありかた学習期間:4週間程度(週3~4時間程度)