試験は4,160の検体をどれだけを検知できるかその割合を調べることで、うち460はDELLが独自に採取した検体で、マルウェアレポジトリやデータベースなどで共有されていないものでした。つまり全体の1割強が未知ものでした。この試験の検知率の平均は50~60%だったそうですが、Cylanceのみ99.7%という検知率を示しました。誤計測である可能性も考慮して追加試験を行っても結果は変わらず、その後同社は最終的にサイランスのソリューションを導入しました。●デモではその場で作ったマルウェアを検知する実験を予定──9月27日(水)のセッション「AIアンチウイルスCylancePROTECTによる予測防御 ~ 機械学習を活用した推論判定と静的分析による未知マルウェアの防御」の見どころは何ですか。現在のサイバー攻撃の動向と、それに対してAIソリューションがどう機能するかという話をします。特に検知の仕組については技術的にかなり深いところまでお話したいと思いますので、半信半疑の方こそお越しいただきたい。また、日本の導入事例と、実際に検知するデモを行います。沖縄銀行様、沖縄科学技術大学院大学(OIST)様の導入例を紹介する他、全国の店舗にあるPCに導入したモスバーガー様の効果や、各店舗の従業員の方たちの反応などをお話したいですね。デモは今回のセミナーの目玉です。サイバー犯罪者の間で出回るRansomeware as a Service(RaaS)を利用して、講演中に皆様の目の前でランサムウェアの亜種を作成し、Cylance PROTECTが検知できるかどうかというライブを行います。──デモをやる側にとってもぶっつけ本番のデモンストレーションになりそうですね。その場で作成する亜種なので、おそらく世界でそこにしかないマルウェアです。ウイルスやマルウェアがこんなに簡単に作れるという現実と、AIアンチウイルスの可能性を、ぜひセッションで「体験」してください。乙部氏講演 登録URL