独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月11日、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供するSEIL シリーズルータにDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.3。ユーザへの脆弱性の周知を目的に、開発者が報告を行った。「SEIL シリーズルータ」のIPsec/IKE機能には、特定のパケットの処理に起因するDoSの脆弱性(CVE-2017-10856)が存在する。この脆弱性により、細工されたパケットを受信することで、一時的に暗号通信不能な状態となる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。