最後にISEC 2017では、防衛、医療、金融など各分野でのセキュリティ問題をオープンに議論できる場も設けられる。国防分野では、2017ソウル安保対話サイバーワーキンググループのワークショップと共に、韓国陸軍・海軍・空軍すべてが参加する‘陸・海・空軍サイバー安保ワークショップ’が開かれる予定であり、医療分野では、保健福祉部が主催する保健福祉分野のサイバーセキュリティワークショップが行われる。また金融分野では、国際金融セキュリティワークショップがイスラエルの金融CERTチームの主管で開催される予定である。この他にも、ソウル市と傘下機関のセキュリティ担当者のためのサイバーセキュリティワークショップやインフラストラクチャ情報保護担当者ワークショップなど各産業分野別、担当者別に特化した全11のワークショップやカンファレンスが同時開催される予定で、ISEC 2017のキーワードの一つである‘バーチカル(Vertical)’にふさわしい国際サイバーセキュリティカンファレンスになるものと思われる。また今年もISECの講演者を評価して授賞される‘BestSpeakerAwards’が開催される予定となっており、サイバーセキュリティ分野の有名なセキュリティ専門家たちが多数参加し情報セキュリティのすばらしい講演が繰り広げられるものと大きく期待されている。最新のセキュリティトレンドや新規のセキュリティの脆弱性、すぐれたセキュリティ事例などセキュリティに関連する講演内容のクオリティを向上させるために行われる‘Best Speaker Awards’は、新規の脆弱性や最新のセキュリティトレンド、また様々なセキュリティの強化および構築事例の講演が競って発表され、共有することで韓国のサイバーセキュリティ分野の発展にも寄与できるものと思われる。今回のカンファレンスと同時に開催されるイベント‘2017国際サイバーセキュリティソリューションフェア’では、約60以上の情報保護ソリューションの展示ブースを通じて最新の情報保護製品や技術トレンドを一度に観覧できる交流の場も設けられ、参加者から高い関心を集めるものと思われる。