中国の「APT10」、日本の官公庁や製造業、メディアなどを狙う攻撃が活発化(ファイア・アイ) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.22(金)

中国の「APT10」、日本の官公庁や製造業、メディアなどを狙う攻撃が活発化(ファイア・アイ)

脆弱性と脅威 脅威動向

ファイア・アイ株式会社は7月19日、中国のサイバー・スパイ・グループ「APT10」の2017年前半の活動について発表した。APT10は、高度な標的型攻撃を行うサイバー犯罪者集団として、同社が行動を追跡しているグループのひとつ。少なくとも2009年より活動しており、これまでも重要な軍事諜報情報や、中国企業の支援に向けた機密情報の窃取など、中国の国家安全保障に関わる目的を後押しするために、世界的なサイバー攻撃キャンペーンを展開してきた。

2017年初頭に国内企業・組織を狙った攻撃キャンペーンでは、当時APT10特有とされていた「HAYMAKER」や「BUGJUICE」といったバックドアを仕掛けるマルウェアが検出されている。また、ターゲットの設定方法も、過去の手法と一致しているため、引き続き同じ組織がAPT10を支援していると推測している。

具体的には、「科学研究の年間予算」に関連したメールを日本の官公庁に向けて送付したほか、 中国の防衛戦略や、金正統(キム・ジョンナム)暗殺などのニュースを装ったメールで、日本の製造業を何度も標的とした痕跡、また日本のメディア・エンターテイメント企業を標的にしていることも確認されたという。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Wi-Fiルータを攻撃し、Androidユーザを感染させるトロイの木馬を発見(カスペルスキー)

    Wi-Fiルータを攻撃し、Androidユーザを感染させるトロイの木馬を発見(カスペルスキー)

  2. 自動車ハッキングのリスク 本当のところ - 名古屋大学 高田教授に聞く

    自動車ハッキングのリスク 本当のところ - 名古屋大学 高田教授に聞く

  3. Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)

    Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)

  4. Git における値検証不備を悪用して任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  5. 富士ゼロックスが提供する複数の製品に任意コード実行の脆弱性(JVN)

  6. 「WannaCry」や「Mirai」の亜種や別種によるアクセスが増加(警察庁)

  7. Windows OS における SMB プロトコルの実装を悪用してサービス不能攻撃が可能となる問題 - SMBLoris(Scan Tech Report)

  8. 幅広い環境が影響を受けるBluetoothの脆弱性「BlueBorne」に注意喚起(JPCERT/CC)

  9. NTT西日本の「フレッツ接続ツール」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

  10. Microsoft Windows の GDI に Palette オブジェクトにおける整数オーバーフローにより管理者権限で任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×