BCP策定済みの企業は14.3%にとどまる、策定しない理由は「スキル不足」(帝国データバンク) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.08.24(木)

BCP策定済みの企業は14.3%にとどまる、策定しない理由は「スキル不足」(帝国データバンク)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

株式会社帝国データバンクは6月14日、「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2017年5月)」の結果を発表した。この調査は5月18日~31日、全国2万3,983社を対象に実施したもので、有効回答企業数は1万142社(回答率42.3%)。調査結果によると、BCPの策定状況では「策定している」と回答した企業は14.3%にとどまった。また、「現在、策定中」(7.3%)と「策定を検討している」(22.1%)を合わせても43.7%と半数に満たず、BCPの策定が進んでいない実態が浮き彫りとなった。

業界別では、「金融」(43.8%)、「農・林・水産」(24.1%)のみが策定率2割を超えており、最も低いのは「不動産」(9.5%)であった。従業員別では「1,000人超」が46.5%で最も高く、規模が小さくなるほど策定率も低くなり、「5人以下」では4.2%となっている。策定していない理由は、「策定に必要なスキル・ノウハウがない」が45.1%でもっとも多く、「策定する人材を確保できない」(30.3%)、「書類作りでおわってしまい、実践的に使える計画にすることが難しい」(25.7%)と続いた。

BCPを「策定している」「現在、策定中」「策定を検討している」企業のうち、事業の継続が困難になると想定しているリスクに、「自然災害(地震、風水害、噴火など)」(71.8%)、「情報セキュリティ上のリスク」(39.1%)、「設備の故障」(38.8%)を挙げた。その事業中断リスクに備えて実施・検討していることでは、「従業員の安否確認手段の整備」(70.6%)、「情報システムのバックアップ」(63.9%)、「事業所の安全性確保」(45.2%)が上位となった。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 日本の従業員がサイバー攻撃を受けた経験は世界平均の約半分、意識の甘さも(A10)

    日本の従業員がサイバー攻撃を受けた経験は世界平均の約半分、意識の甘さも(A10)

  2. Black Hat参加者が感じる自組織の課題は「OSのパッチとアップデート」(Cylance)

    Black Hat参加者が感じる自組織の課題は「OSのパッチとアップデート」(Cylance)

  3. サイバー犯罪者に人気の電子カルテ、しかし10万台の医療機器がネットに露出(トレンドマイクロ)

    サイバー犯罪者に人気の電子カルテ、しかし10万台の医療機器がネットに露出(トレンドマイクロ)

  4. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  5. 「顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」柳井 政和(ブックレビュー)

  6. 最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

  7. パフォーマンスを最も低下させるアプリはSamsung製アプリがトップに(Avast)

  8. ランサムウェアの被害件数は前年から約3.5倍、検出台数は約9.8倍に(トレンドマイクロ)

  9. IoT機器の遠隔操作を狙う通信が1年で6.4倍に増加--年次レポート(NRIセキュア)

  10. 2016年の個人情報漏えい、「紛失・置き忘れ」原因が大きく後退(JNSA)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×