Samba における IPC 通信処理の不備により悪意のあるライブラリファイルを読み込ませることが可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.10.20(金)

Samba における IPC 通信処理の不備により悪意のあるライブラリファイルを読み込ませることが可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

◆概要

ファイル共有サービスを提供するソフトウェアとして、世界的に普及しているソフトウェアである Samba に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が公開されています。対象となる Linux サーバに root 権限で侵入可能となる攻撃コードもすでに公開されているため、バージョンアップによる対策や軽減策を講じることで、早急に脆弱性に対策してください。

----------------------------------------------------------------------

◆分析者コメント

当該脆弱性の悪用に成功した場合、管理者権限で対象サーバに侵入することが可能ですが、いくつかの前提条件が必要となります。しかし、ソフトウェアの性質上、様々な製品に当該ソフトウェアが組み込まれていることが考えられるため、サーバ機として管理している端末のみではなく、NAS などの製品にも注意を払って対策を実施する必要があります。また、ファイル共有サービスがインターネット経由で利用できることはセキュリティの観点ではあまり好ましいとは言えないため、意図していないファイル共有サービスが公開されていないか、併せて確認することを推奨します。

----------------------------------------------------------------------
◆深刻度(CVSS)

本記事の執筆時点 (2017 年 6 月 7 日) で、CVSS 値の情報は公開されていません。

----------------------------------------------------------------------

◆影響を受けるソフトウェア

Samba 3.5.0 よりも新しい、以下のバージョンの Samba が当該脆弱性の影響を受けます。ただし、Linux のディストリビューションによってソフトウェアパッケージの対策状況が異なるため、管理している Linux ディストリビューションの公式情報を確認してください。

  - Samba Samba 4.4.x 系: 4.4.14 未満
  - Samba Samba 4.5.x 系: 4.4.10 未満
  - Samba Samba 4.6.x 系: 4.4.10 未満

Linux OS に限らず、NAS などの製品等に Samba が用いられている可能性が考えられます。自身が管理している製品のうち、ファイル共有サービスが使われている可能性が高い製品に関しては、製品のベンダの情報を確認して、対策してください。

----------------------------------------------------------------------

◆解説

Linux OS でファイル共有サービスを提供するソフトウェアとして、世界的に普及しているソフトウェアである Samba に、任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

    OSSに潜在する訴訟・脆弱性リスク

  2. 「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

    「JP1/秘文」で作成した自己復号型機密ファイルに、DLL読込に関する脆弱性(HIRT)

  3. 「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

    「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

  4. Apache Tomcat において値検証不備により JSP ファイルがアップロード可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  5. 10月10日に「Office 2007」の延長サポートが終了、しかし40万台が今も利用(トレンドマイクロ)

  6. Apache Tomcatにおける、任意のファイルをアップロードされる脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)

  7. マイクロソフトが10月のセキュリティ更新プログラムを公開、すでに悪用も(IPA)

  8. Apache Struts 2 において REST プラグインでの XML データ処理の不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

  9. インシデントは「スキャン」が半数、フィッシングサイト報告件数は千件超え(JPCERT/CC)

  10. WPA2の脆弱性「KRACKs」に注意喚起、通信を盗聴される可能性(JVN)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×