独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月25日、Vivaldi Technologiesが提供する「Windows版 Vivaldi」のインストーラに、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。合同会社セキュリティ・プロフェッショナルズ・ネットワークの吉田英二(Eiji James Yoshida)氏が報告した。「Windows 版 Vivaldi インストーラ 1.7.735.48 より前のバージョン」には、実行ファイルを読み込む際の検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2156)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。