独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月30日、アライドテレシス株式会社が提供する有線LANルータ「CentreCOM AR260S V2」に権限昇格の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.0。トレンドマイクロ株式会社Ziv Chang氏が報告を行った。「CentreCOM AR260S V2」には、権限昇格の脆弱性(CVE-2017-2125)が存在する。この脆弱性が悪用されると、アカウント「guest」で当該製品にログイン可能なユーザによって、管理者権限で任意の操作を実行される可能性がある。JVNでは、アカウント「guest」のパスワードの変更や、当該製品の認証情報を信頼できないユーザに使用させない、ファイアウォール機能を有効にすることで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。