シスコシステムズ合同会社(シスコ)は3月21日、クラウド型セキュアインターネットゲートウェイ「Cisco Umbrella」、および次世代ファイアウォール「Cisco Firepower 2100シリーズ」を発表した。同社は、エンタープライズ企業において、SaaSアプリケーションを用いて業務を行うモバイル型労働が増加している反面、従来のネットワークセキュリティやWebセキュリティコントロールでは保護されていない状態が起こり得ると指摘する。そこで同社は、「セキュア インターネット ゲートウェイ(SIG)という新たな商品カテゴリーを提案、クラウド型保護への移行を推進する。Cisco UmbrellaはSIG製品の第1弾となるもので、クラウド型セキュリティプラットフォームとして、企業ネットワークの中外に関わらず、統合的な防御を提供する。クラウド型のため導入が容易で、セキュリティ機能はインテリジェンスを含めて常に最新の状態に保たれる。また、オープンプラットフォームにより既存システムtoの統合も可能。Cisco Firepower 2100シリーズは、小売や銀行のように大量、もしくは機密性の高いトランジッションを実行する企業向けに設計された、1RUデザインのアプライアンス型の次世代ファイアウォール。鍵暗号化、ファイアウォール、脅威防御機能を高速処理する業界初のデュアル マルチコアCPUコンプレックスを採用したアーキテクチャを備える。2110、2120、2130、2140の4つのラインアップが用意され、1.9~8.5 Gbpsのスループットを提供する。