米国を拠点とするリスクマネジメント団体RedOwlと、イスラエルのスレット・インテリジェンス会社IntSightsのハッカーが、ダークWeb内に存在するプライベートサイトKick Ass Marketplaceへのアクセスに必要な審査プロセスを突破し、そこで自社の内部機密をハッカーに売りさばいている社員の存在をつかんだ。中には違法な業者と連携し、社内ネットワークにマルウェアを感染させている例もあった。
ある銀行の社員はハッカーに手を貸して自社のネットワークに常駐させていた。
レポートの著者3名は、会社員など内部情報に通じた者を買収する動きは「活発化している」と述べている。
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。