スマートフォンアプリ「アクセスCX」に、暗号通信を盗聴される脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.04.16(火)

スマートフォンアプリ「アクセスCX」に、暗号通信を盗聴される脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、日産証券が提供するスマートフォンアプリ「アクセスCX」にSSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月1日、日産証券株式会社が提供するスマートフォンアプリ「アクセスCX」にSSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.8。 リスクファインダー株式会社の谷口岳氏が報告した。

Androidアプリ「アクセスCX Ver2.0.0.1 より前のバージョン」およびiOSアプリ「アクセスCX Ver2.0.2 より前のバージョン」には、SSLサーバ証明書を適切に検証しない脆弱性(CVE-2017-2110)が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)により暗号通信の盗聴などが行なわれる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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