独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月28日、WBCE Teamが提供するオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)である「WBCE CMS」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。浅井健氏が報告を行った。「WBCE CMS 1.1.10 およびそれ以前」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2017-2118)、ディレクトリトラバーサル(CVE-2017-2119)、SQLインジェクション(CVE-2017-2120)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、サーバ上の任意のファイルにアクセスされたり、当該製品に管理者としてログイン可能なユーザによって、任意のSQL文を実行されるといった影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。