独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月27日、株式会社ジャストシステムが提供する「一太郎シリーズ」に複数のバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Cisco Talos Security Intelligence and Research Groupが製品開発者に報告した。「一太郎シリーズ」の複数の製品には、ファイルの処理が原因で複数のバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2017-2789、CVE-2017-2790、CVE-2017-2791)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、細工されたファイルを開くことで当該製品を異常終了させられる可能性がある。また発見者によると、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。