株式会社カスペルスキーは2月16日、Kaspersky Labが重要インフラやIoTシステムなどで利用される組み込み機器向けに、セキュリティに特化した独自のオペレーティングシステム「KasperskyOS」の提供を開始すると発表した。機器開発(OEM、ODM)やシステムインテグレーター、ソフトウェア開発者などを対象に、電気通信業界や自動車業界のほか、重要インフラなど業界の特徴に合わせたカスタマイズを施し提供される。KasperskyOSはKaspersky Labが15をかけて開発したもので、マイクロカーネルアーキテクチャーを基盤にセパレートカーネル、リファレンスモニタ、MILS(Multiple Independent Levels of Security)、Flux Advanced Security Kernel(FLASK)アーキテクチャなどを採用、セキュリティ駆動型開発を実現する。また、ポリシーに記述のない機能が実行される可能性を低減することで、サイバー攻撃のリスクを軽減できることも特徴としている。