株式会社日立システムズは1月27日、英Surevine Limited社と協業したと発表した。この協業により、異なる企業・組織間でサイバー攻撃などの対処情報などをインターネット上でリアルタイムに共有可能にする、サイバーセキュリティ情報共有基盤「スレットバイン」を利用したサービスを、2017年3月末までに販売を開始する予定だという。スレットバインは、英国において政府関係機関をはじめとする2,000以上の企業や組織が利用しているサイバーセキュリティ情報の共有基盤。情報の暗号化機能やアクセス権の管理機能などを搭載するほか、匿名投稿機能による参加組織間での情報共有の活性化、参加に対する心理障壁の排除など、サイバーセキュリティの情報共有に特化した機能を持つ。日立システムズはスレットバインの提供に加え、従来から提供しているセキュリティ脆弱性などのインテリジェンス情報もあわせて提供する。同サービスの導入により、コミュニティ参加組織が受けたサイバー攻撃の内容や対応策などを匿名化の有無を指定して、コミュニティ内で共有することが可能になるほか、サイバー攻撃の動向をいち早く把握し、コミュニティ参加組織内の他社事例をもとにセキュリティ対策を迅速に実行することが可能になるとしている。
セキュリティ犯罪と戦うOperation Blockbuster:Sonyを攻撃したハッカー 集団に宣戦布告~解散ならずとも無力化を視野に(The Register)2016.3.22 Tue 8:30