株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月16日、「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」に、Web経由でのマルウェア感染対策に有効な「セキュアブラウジングオプション」を同日より提供開始したと発表した。同サービスは、危険なサイトへのアクセスを遮断するWebフィルタリング、ウイルスやスパイウェアなどを防御するアンチウイルス、Webアクセスログ保管など、Webアクセスに必要なさまざまなセキュリティ機能をゲートウェイとして提供するクラウドサービス。同オプションは、米Menlo Security社の特許技術である「ACR」を活用して、Webコンテンツをユーザのブラウザ環境とは分離された環境で実行することで、Web経由のマルウェア感染を防ぐというもの。Menlo Security社の協力のもと、日本の事業者としては初めて、自社設備に仮想環境を構築しクラウドサービスとして提供する専用のブラウザやソフトウェア、プラグインを必要とせず、文字と画像情報のみを転送、表示することでマルウェア感染のリスクを低減する。また、クラウドサービスのため専用の設備を用意することなく、低コスト、短期間での導入が可能。価格は個別見積となる。