内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は12月8日、2016年度の重要インフラにおける分野横断的演習の実施結果について発表した。11回目となる今回は、重要インフラ事業者等13分野(情報通信、金融、航空、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス、医療、水道、物流、化学、クレジット、石油)、および政府機関など重要インフラ所管省庁(金融庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省)、情報セキュリティ関係機関、NISCなど、合計約2,080名が参加した。演習は二部構成で実施し、第1部では各分野においてサービスへの影響が小さいIT障害が発生したことを想定し、分野間・官民間での連携を図ることによる情報共有体制の実効性を検証。第2部では、サービスへ影響が生じるIT障害が発生し、事業継続が脅かされる事態を想定し、事業継続計画の発動方法や、その手順を確認するなど、事態への対処を検証した。