独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、Mozillaが提供するWebブラウザ「Mozilla Firefox」に解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。なお、Firefoxを使用した製品であるTor Browserをターゲットとしたエクスプロイトコードが公開されているという。「Mozilla Firefox バージョン 50.0.2 より前のバージョン」「Mozilla Firefox バージョン 45.5.1 ESR より前のバージョン」「Tor Browser バージョン 6.0.7 より前のバージョン」には、解放済みメモリ使用の脆弱性(CVE-2016-9079)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたウェブページを閲覧することで、遠隔の第三者によって任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。
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