独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は9月29日、偽警告で電話問い合わせへ誘導する手口の相談が急増していることを受け、被害防止に向けた「セルフチェック診断チャート」を公開した。これは、PCの画面に「ウイルスに感染した」という偽の警告を表示し、サポートに電話するように仕向ける手口で、2016年6月から被害が急増し、8月末には200件、9月はすでに現時点で200件を超えている。セルフチェック診断チャートは、相談者のおかれている状況が一定のパターンに集約されていることから、パターンごとに必要となる対処を整理したもの。診断チャートのページから「診断を開始する」をクリックすると「警告メッセージに表示された番号に電話をしましたか?」「表示された警告メッセージは消すこと(閉じること)ができますか?」などの質問が表示され、回答をクリックすることで感染しているかどうかなどを確認できる。