デジタルアーツ株式会社は9月27日、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューションの最新版「FinalCode Ver.5.11」を同日より提供開始したと発表した。新バージョンでは、企業・団体内のActive Directory(AD)で管理するアカウントをそのまま「FinalCode」の認証で利用できるようになった。これにより、メールアドレスを持たないアルバイトや契約社員などがいる地方自治体や企業においても、すべてのユーザを対象にできる。また、異動や退職といった人事異動に伴うファイルへのアクセス権限の変更もADの設定から有効にできる。「FinalCode」SaaS版では、異なるドメイン間でユーザ認証を行う「SAML認証」対応により、社内にあるADと連携して複数のクラウドサービスへのシングルサインオンが可能となる。バーチャルアプライアンスの「FinalCode」オンプレミス版では、「統合Windows認証」対応による自動認証で、「FinalCode Client」のインストール後、すぐに利用開始が可能となった。