PwCコンサルティング合同会社は9月14日、大学生・大学院生を対象にしたサイバーセキュリティ体験講座を開講したと発表した。同講座は、将来の経営者や起業家にサイバーセキュリティについての理解を深めてもらうことを目的としたもので、無償で実施する。初回講座は今月行われ、今後は3カ月ごとに開催していく予定だという。同社はこの活動を通じ、日本におけるサイバーセキュリティ教育の推進、意識の向上、人材育成への貢献を目指す。初回の講座は9月10日に開催し、40人が参加した。講座では、同社が通常、CEOやCIO、CISOなどに提供している、企業におけるサイバー攻撃の脅威を疑似体験できる対戦型ゲーム「Game of Threats」を使用。受講者は2つのチーム(攻撃者あるいは企業)に分かれ、コンサルタントのサポートのもと、タブレット端末上で攻撃と防御を交互に繰り返し、勝敗を競った。攻撃者と経営者の双方の立場を疑似体験することで、攻撃者の攻撃パターンを理解し、経営者視点でサイバーセキュリティの確保、適切なインシデント対応などを学んだという。