NPO日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)セキュリティ市場調査ワーキンググループは7月11日、「2015年度 情報セキュリティ市場調査報告書」を公開した。これは同協会が2004年度以来、継続して実施しているもの。2015年度調査では、従来方式を一部簡略化し、個別推計調査、ワーキンググループメンバによる議論を踏まえて全体集計・推計作業を行い、とりまとめたものとなっている。
報告書では、サイバー攻撃がさらに巧妙化・高度化している一方で、サイバーセキュリティ基本法や金融庁の監査マニュアル改定、経済産業省のサイバーセキュリティ経営ガイドラインなど、セキュリティ対策を推進する体制も整ってきたとしている。
報告書によると、国内の情報セキュリティ市場規模は、2014年の実績はツール市場が4,489億円、サービス市場が3,939億円の合計8,428億円と推定、2015年の予測はツール市場が4,869億円、サービス市場が4,333億円の合計9,202億円と、初めて9,000億円の大台を突破するとしている。
2014年の実績の内訳は、ツール市場では「コンテンツセキュリティ対策製品」が1,712億円(38.2%)でもっとも多く、「アイデンティティ・アクセス管理製品」(772億円:17.8%)、「システムセキュリティ管理製品」(662億円:14.6%)「ネットワーク脅威対策製品」(618億円:13.2%)と続いた。成長率ではネットワーク脅威対策製品が13.4%でもっとも高かったが、2015年度の推計ではシステムセキュリティ管理製品が13.8%でもっとも高くなっている。
サービス市場の2014年の実績では、「セキュアシステム構築サービス」が1,564億円(39.9%)でもっとも多く、「セキュリティ運用・管理サービス」(1,252億円:30.1%)、「情報セキュリティコンサルテーション」(714億円:20.0%)と続いた。成長率では情報セキュリティ保険が17.9%でもっとも高く、2015年度の推計では30.3%とさらに伸びるとしている。
報告書では、サイバー攻撃がさらに巧妙化・高度化している一方で、サイバーセキュリティ基本法や金融庁の監査マニュアル改定、経済産業省のサイバーセキュリティ経営ガイドラインなど、セキュリティ対策を推進する体制も整ってきたとしている。
報告書によると、国内の情報セキュリティ市場規模は、2014年の実績はツール市場が4,489億円、サービス市場が3,939億円の合計8,428億円と推定、2015年の予測はツール市場が4,869億円、サービス市場が4,333億円の合計9,202億円と、初めて9,000億円の大台を突破するとしている。
2014年の実績の内訳は、ツール市場では「コンテンツセキュリティ対策製品」が1,712億円(38.2%)でもっとも多く、「アイデンティティ・アクセス管理製品」(772億円:17.8%)、「システムセキュリティ管理製品」(662億円:14.6%)「ネットワーク脅威対策製品」(618億円:13.2%)と続いた。成長率ではネットワーク脅威対策製品が13.4%でもっとも高かったが、2015年度の推計ではシステムセキュリティ管理製品が13.8%でもっとも高くなっている。
サービス市場の2014年の実績では、「セキュアシステム構築サービス」が1,564億円(39.9%)でもっとも多く、「セキュリティ運用・管理サービス」(1,252億円:30.1%)、「情報セキュリティコンサルテーション」(714億円:20.0%)と続いた。成長率では情報セキュリティ保険が17.9%でもっとも高く、2015年度の推計では30.3%とさらに伸びるとしている。