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2017.11.20(月)

スマートフォンのセキュリティ対策、中学生の26.5%が何も対策せず(MMD研究所)

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 中学生のスマートフォン所有率は40.9%で、2015年より3ポイントアップしていることが7月4日、MMD研究所の調査結果から明らかになった。小学校高学年から子どもにスマートフォンを持たせ始めるケースが多く、理由では「塾や習い事に通い始めたから」がもっとも多かった。

 「中学生のスマートフォン利用実態調査」は、MMD研究所がインテルセキュリティと共同で6月10から14日まで、中学1~3年生の子どもを持つ女性1,148人とスマートフォンを所有している中学生370人を対象に実施したもの。

 中学生のスマートフォン所有率は40.9%。2015年調査時の37.9%から3.0ポイント上昇した。フィーチャーフォンなどを含めた携帯電話端末の所有率は57.1%で、「携帯電話を持たせていない」と回答した保護者は42.9%だった。

 子どもにスマートフォンを持たせ始めた時期は、「中学1年生から」が48.7%と圧倒的に多かった。そのほか、「中学2年生から」16.2%、「小学6年生から」15.3%、「小学5年生から」6.6%など、小学校高学年から徐々に増える傾向にあった。

 中学生の子どもにスマートフォンや携帯電話を持たせ始めた理由は、「塾や習い事に通い始めたから」がもっとも多い33.0%。ついで、「自分が働きに出るようになった(出ている)から」22.6%、「周りの子どもが携帯電話を持つようになったため」20.0%など。「その他」の自由記述欄では、「部活の連絡方法がLINEのため、スマートフォンを購入した」という回答が複数あったという。

 中学生が「自分のスマートフォンを初めて持ったとき一番したかったこと」は、「LINE」が断トツで多く、53.0%にのぼった。ついで「ゲーム」19.2%、「インターネット検索」8.4%。スマートフォンで中学生が普段行っていることでも「LINE」がもっとも多く80.8%、「インターネット検索」69.7%、「ゲーム」68.1%と続いた。

 スマートフォンの利用状況について、「使用アプリ」「LINEやメールの相手」など、8項目について保護者と中学生に把握しているかをそれぞれたずねたところ、「子の使い方を把握している」と回答した保護者は平均64.4%。一方、「親は把握していると思う」と回答した中学生は平均42.5%と、親子で約20%の差があった。

 スマートフォンを所有する中学生を対象に「スマートフォンを使用していて起こったこと」をたずねた結果では、「迷惑メールが送られてきた」が最多の40.0%で、「サイトやアプリに卑猥なバナー広告が出てきた」31.6%、「SNS上で知らない人から友達申請があった」28.6%の順に多かった。

 スマートフォンを使用している中学生の子どもによって、「ワンクリック詐欺」「意図しないサイトの有料会員」「課金や有料アプリ」の請求を経験した保護者に対し、実際に請求があった最高金額をたずねたところ、請求額の平均は5万6,616円にのぼった。スマートフォンにまつわる驚きのエピソードでは、「中学生になってLINEの友達の人数が200人を超えた」など、子どものLINEの使い方について多く寄せられたという。

  スマートフォンのセキュリティ対策では、所有する中学生の26.5%が「特に何もしていない」と回答。「わからない」という回答も25.1%あった。対策を行っている人では、「無料のセキュリティアプリを入れている」が23.2%と、もっとも多かった。

中学生のスマホ所有率40.9%、理由トップは「塾や習い事」

《奥山直美@リセマム》

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