ガートナージャパン株式会社(ガートナー)は6月23日、米ガートナーによるデジタル・ビジネスとサイバーセキュリティに関する見解について発表した。企業がデジタル・ビジネスへと移行する中で、「IT部門が直接保有していないインフラ」および「IT部門のコントロール外にあるサービス」をサイバーセキュリティによって保護する必要があるとしている。また同社は、2020年までにデジタル・ビジネスの60%が、デジタル・リスクに対応するITセキュリティ部門の能力不足によって、大規模なサービス障害に直面するであろうと予測している。そして、デジタル・ビジネスにおいてサイバーセキュリティを成功へと導く上でポイントとなるのは、「リーダーシップとガバナンスの向上」「高度化する脅威の環境により100%防ぐことは不可能という認識」「デジタル・ビジネスのスピードに合わせたサイバーセキュリティ」「新しい境界 (エッジ) におけるサイバーセキュリティ」「人とプロセス - カルチャーの変化」の5つであるとしている。