Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.01.17(水)

Apache Struts 2 において REST プラグインの実装不備により任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)

脆弱性と脅威 エクスプロイト

◆概要
Apache ソフトウェア財団による Web アプリケーション開発フレームワークである Struts のバージョン 2 系に、REST プラグインに含まれる実装不備を利用して任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。攻撃者により脆弱性を悪用された場合、対象ホストへの侵入やサーバの管理者が意図していない動作を強制されてしまう可能性があるため、バージョンのアップデートにより対策することを推奨します。
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◆分析者コメント
本記事で取り上げている S2-037 の他にも、2016 年 4 月頃から Struts 2 における遠隔コード実行可能な脆弱性が立て続けに報告されています。(S2-029, S2-032, S2-033, S2-036) 2016 年 6 月 21 日時点で S2-036 を除き、脆弱性に対するエクスプロイトコードがすでに公開されているため、今後攻撃者に狙われる可能性は高いと考えられます。

2016 年 6 月 20 日に新たに公開された S2-037 は、同様に REST プラグインに含まれている遠隔コード実行脆弱性である S2-033 とは公開時期に 3 週間程度の違いしかなく、エクスプロイトコードも類似しているように見えます。

しかし、S2-033 とは違い S2-037 は DMI 機能の有効化・無効化の影響を受けないため、脆弱なバージョンの Struts を用いて作成されたアプリケーションに REST プラグインが利用されている場合は、漏れなく S2-037 の影響を受けると考えられます。また S2-033 の脆弱性が解消されたバージョン 2.3.28.1 も S2-037 の脆弱性が含まれているため、Struts の利用者は早急にバージョンを 2.3.29 にアップデートすることを推奨します。
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◆深刻度(CVSS)
[CVSS v2]
6.8
[CVSS v3]
5.6
http://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2016/JVNDB-2016-000110.html
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◆影響を受けるソフトウェア
バージョン 2.3.29 未満の Struts が当該脆弱性の影響を受けます。
《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

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