株式会社カスペルスキーは5月23日、法人向け統合セキュリティ管理ツール「Kaspersky Security Center 10」の機能拡張版となる「Service Pack 2(SP2)」を同日より提供開始したと発表した。Kaspersky Security Centerは、PC、サーバ、モバイルや仮想化環境などのマルチプラットフォームに対応した統合セキュリティ管理ツール。各プラットフォームにおける同社製品のセキュリティ設定、タスク、イベント状況を一元管理し、システム管理者の運用を効率化できる。SP2は、法人向けカスペルスキーセキュリティ製品のライセンスで利用することができる。SP2では、Splunk社のSIEM製品との連携が可能になった。管理対象コンピュータから取得したセキュリティイベントログをSplunk社のSIEM製品へエクスポートすることで、Kaspersky Security Centerが収集した情報も含めてSIEM製品で分析やアラートが可能になる。また、アプリケーションのアップグレード時に、旧バージョンのアプリケーションを強制的に削除することが可能。さらに、セキュリティ設定のステップ数を減らし、管理画面の操作性や視認性を向上するなど管理業務のユーザビリティを向上した。