NTTソフトウェアは26日、USBメモリーなどによる不正なデータ受け渡しを防止するための機器「Crossway/データブリッジ」の大容量化を行い、同時に廉価版も6月から発売することを発表した。 使い方は、データの受け渡しをしたい2台のPC間に「Crossway/データブリッジ」をUSB接続で繋ぐだけ。USB接続している間だけデータの受け渡しができ、自動記録されるデータの送信ログなどと組み合わせることでて不正利用を防止する。PCとの接続を外すとデータブリッジ内のデータは消去される。 これまで、特定のPC間でデータのやりとりをオフラインで行いたい場合は、USBメモリーを使って移動させたり、中間サーバなどを設けて行うのが一般的だった。 しかし、USBメモリーでは、データの不正な持ち出し、紛失によるデータ流出の危険性があり、中間サーバーでは、設置の手間やコストが高額になってしまうという課題があった。 同製品は、サーバーやネットワーク環境が不要で手軽でありながらも、データの拡散などを制御出来ないUSBメモリーと違い、より厳格な受け渡しを可能としている。 データセンターや医療機関向けの「Crossway/データブリッジ」は、データ受け渡し容量6.85GBで、価格は198,000円。自治体や金融機関向けの「Crossway/データブリッジmini」は、データ受け渡し容量640MB、価格は128,000円となっている。