独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月22日、「IT人材白書2016 多様な文化へ踏み出す覚悟」を4月27日に発行すると発表した。同白書は、IT関連産業の人材動向、産学におけるIT教育の状況、IT人材個人の意識などについて、最新の動向や実態を把握することを目的に実施した調査結果を取りまとめたもの。価格は1,389円(税別)で、Amazon.co.jpおよび全国官報販売協同組合販売所にて製本版の取り扱いを開始するほか、各書店で取り寄せることも可能。また、IPAのサイトからPDF版のダウンロードも可能。2016年版では、従来の調査対象であるIT企業やユーザ企業のIT部門に加え、今後進展するIoTに注目し、インターネット上のデータを活用し、新事業や新サービスなどを提供する「ネット企業およびネット部門」や、ITを活用した製品等の研究・開発を行う製造業等の「R&D部門」に対して新たに調査を実施している。このほか、IT人材白書としては初となる、欧州におけるIT人材の動向や人材育成施策を掲載しており、国内のIT産業に密接に関与する「企業に属さないフリーランス」についての調査も行ったという。