独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月20日、Oracle社が提供するJavaプログラムを実行するためのソフトウェア実行環境「JRE(Java Runtime Environment)」の脆弱性対策について発表した。これは、Oracle社が同脆弱性に対応するアップデートを公開したことを受けたもの。JREには、攻撃者に悪用されると、任意のコードが実行されコンピュータを制御される可能性がある脆弱性(CVE-2013-3443)が存在する。対象となるのは、「JDK / JRE(Oracle Java SE)8 Update 77 およびそれ以前のバージョン」「JDK / JRE(Oracle Java SE)7 Update 99 およびそれ以前のバージョン」「JDK / JRE(Oracle Java SE)6 Update 113 およびそれ以前のバージョン」「JDK / JRE(Oracle Java SE Embedded)8 Update 77 およびそれ以前のバージョン」。Oracle社からは攻撃された場合の影響が大きい脆弱性であることがアナウンスされているため、できるだけ早急に修正プログラムを適用するよう呼びかけている。