小規模企業の8割が「情報セキュリティ教育を実施していない」ことが明らかに(IPA) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.24(日)

小規模企業の8割が「情報セキュリティ教育を実施していない」ことが明らかに(IPA)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

 不正送金、標的型サイバー攻撃、情報漏えいなど、企業を取り巻くセキュリティ脅威は、厳しくなる一方だ。たとえ小規模な企業であっても、組織の規模に関係なく対策は必要だが、お粗末とも言える現状が最新調査であきらかとなった。

 情報処理推進機構(IPA)では、従業員20名以下の「小規模企業A」、100名以下の「中小企業B」、300名以下の「中小企業C」の3区分について、調査を実施。3,952人から回答を得た(内訳:経営層838人、ITや情報セキュリティの社内担当者1,157人、一般社員1,957人)。

 それによると、「組織的に情報セキュリティ対策担当者がいる」と回答した小規模企業は19.6%で、全体平均の半分以下だった。一方で、社内・社外の「情報セキュリティの相談窓口が特にない」とした小規模企業は、72.2%にまでのぼっている。また、80.9%が「情報セキュリティ教育を実施していない」と回答している。

 少人数であるため、小規模企業での担当者不在は、ある程度しかたない側面はあるが、セキュリティ教育を行っていない、外部の相談窓口もない、というのは、危機意識が低いとしかいえない状況だ。一方、これら小規模企業では、端末のパスワード設定率を聞くと、56.7%と全体の66.2%より低い傾向が見られる。

 企業規模が小さければ、それは逆に、セキュリティの導入費用が安く抑えられる面もある。MDM(モバイル端末管理)についても、小規模プランを用意しているソリューションもある。今後は、小規模企業を中心とした中小企業向けの情報セキュリティの積極的な導入が、期待される。

哀しい小規模企業のセキュリティ現状、教育も相談窓口も担当者もナシ

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

    2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

  2. 平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

    平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

  3. セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

    セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

  4. ウイルスに感染したIoT機器からの攻撃、198カ国、約25万件を観測(横浜国立大学、BBソフトサービス)

  5. CTIを活用していれば、2011年からの防衛関連企業へのサイバー攻撃は防げた(ラック)

  6. エクスプロイトパッケージの公開により、サイバー脅威の状況が大きく変化(カスペルスキー)

  7. SSL証明書を入れない3大理由「費用高い」「メリットわからない」「必要なサイトでない」(フィッシング対策協議会)

  8. 比較的少ない400ノードで毎秒75Gbpsという今期最強のDDoS攻撃を発生(アカマイ)

  9. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  10. 企業サイトで検出されたWebサービス、「Googleアナリティクス」がダントツ(DataSign)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×