独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月29日、鍵交換プロトコルである「IKEv1」および「IKEv2」にDoS攻撃の踏み台として使用される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは8.6。現時点では、完全な対策方法は公開されていない。「Internet Key Exchange version 1 および 2(IKEv1、IKEv2)」には、ネットワーク転送量の不十分な制限の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってIKE/IKEv2 サーバがDDoS攻撃に加担させられる可能性がある。攻撃を回避するには、研究者によるとIKEサーバのレスポンスの再送制限を行うことと、ルータやファイアウォールによるパケットフィルタリングについてホワイトペーパーで言及している。