Netis/Netcore社製ルータを探索するパケットが増加--定点観測レポート(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

Netis/Netcore社製ルータを探索するパケットが増加--定点観測レポート(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、2015年10月から12月における「インターネット定点観測レポート」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月4日、2015年10月から12月における「インターネット定点観測レポート」を公開した。本レポートは、インターネット上に複数のセンサーを分散配置し、不特定多数に向けて発信されるパケットを継続的に収集、宛先ポート番号や送信元地域ごとに分類したものを、脆弱性情報、マルウェアや攻撃ツールの情報などの情報を参考に分析したもの。

同四半期における宛先ポート番号トップ5は、1位「23/TCP(telnet)」(前四半期1位)、2位「0/ICMP」(同4位)、3位「53413/UDP」(同トップ10圏外)、4位「445/TCP(microsoft-ds)」(同3位)、5位「1433/TCP(ms-sql-s)」(同5位)となった。急上昇した「53413/UDP」は、トレンドマイクロのブログ記事によると、脆弱性のあるNetis/Netcore社製のルータ製品を探索する目的と思われる。

送信元地域トップ5では、1位「中国」(同1位)、2位「米国」(同2位)、3位「台湾」(同4位)、4位「ロシア」(同7位)5位「韓国」(同8位)となっている。また、同四半期に注目された現象として、「制御機器の探索を目的としたパケットとツールの存在」「IoT機器を送信元としたルータ探索活動」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×