マカフィーは、企業エンドポイント向けの包括的な脅威検出・対応ソリューション「McAfee Active Response」を日本で提供を開始したと発表した。
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マカフィー株式会社は1月28日、企業エンドポイント向けの包括的な脅威検出・対応ソリューション「McAfee Active Response」を同日より日本で提供を開始したと発表した。国内のインテル セキュリティの販売代理店を通じて提供する。同社マーケティング本部のシニアプロダクトマーケティングスペシャリストである中村穣氏は、企業がセキュリティ対策において克服すべき課題として、「脅威の巧妙化」「対応時間が被害に大きく影響」「経験豊かな人材確保が困難」を挙げ、多くの脅威に迅速に限られたリソースで対応しなければならない現状を示した。
米インテルセキュリティのアドバンスドスレットディフェンステクニカルディレクターであるスコット・タシュラー氏は、インシデントレスポンスの課題として「時間」と「知識」を挙げた。しかし、今回提供を開始した「McAfee Active Response」によって、「リアルタイムの確認」「即時対応」「使いやすい検索」「カスタマイズ可能なコンポーネント」「McAfee製品との統合」といった価値が得られるとした。
「McAfee Active Response」はソフトウェアとして提供される製品で、エンドポイントにエージェントを入れることでシステム情報を取得するとともに、常に監視や検出を行う。また、SIEMと連携することでSIEMの持つ情報を可視化することも可能。最大の特長はカスタマイズ性の高さで、自然文での検索により過去を含めてインシデントの原因を調査することができる。また、自動化、適応性、継続性によって、インシデントが発生した際にも、従来は24時間かかっていた適用完了までの時間を7分弱にまで短縮できるとした。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》