パロアルトネットワークス株式会社は12月24日、被害者のコンピュータに保存されたモバイルデバイスのバックアップファイルから個人情報を盗むために使用される新しい「BackStab」攻撃の詳細を明らかにしたと発表した。米Palo Alto Networks社が同社のUnit 42脅威インテリジェンスチームによるホワイトペーパーを公開している。BackStabの手法は、これまでも法執行機関やサイバー攻撃者などによって、モバイルデバイスに保存されるほぼすべての情報を取得するために使用されてきた。今回発表したホワイトペーパーでは、BackStab攻撃がどのように進化してマルウェアを活用してリモートアクセスを実行するのか解説している。また、BackStab攻撃の研究を進めるにあたり、リモートで攻撃を行うために使用されたマルウェアのサンプルを世界30カ国から600件以上収集しているが、その中に日本の国内企業を対象とした攻撃が218セッション確認されているという。