セコム株式会社とセコムトラストシステムズ株式会社は11月24日、「改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度」(ストレスチェック制度)の12月1日からの施行にともない、事業者(企業)の対応を支援する「セコムあんしんストレスチェックサービス」の提供を開始すると発表した。同制度では、従業員50名以上の事業所では、ストレスチェック制度を導入し、12月1日から毎年1回、ストレスチェックを全ての従業員に対して実施すること、および従業員から申し出があった場合の医師による面接指導が義務付けられた。また、「事業者(企業)は、ストレスチェックの実施主体にはなれない」「実施者(お客様の産業医)は、従業員の同意を得ずに検査結果を事業者(企業)に提供することはできない」など、個人情報保護の管理・運用の徹底が求められている。同サービスは、厚生労働省のストレスチェック制度実施マニュアルに則した運用を支援するもの。事業者(企業)、従業員、実施者(顧客の産業医)、それぞれに対して、実施マニュアルに則した運用を支援する機能を提供する。また、事業者(企業)が従業員の同意を得ずにストレスチェック結果を取得することは、ストレスチェック制度で禁止されているが、ストレスチェックの結果や面接結果などの個人情報を「セコムあんしんストレスチェックサービス」の管理・運用体制で預ることで、従業員も安心して利用できる。さらに、セコムグループのメディカル事業を担うセコム医療システム株式会社を通じた産業医の紹介、相談も行う。