セコム株式会社は8月5日、新しい指静脈認証システム「セサモIDf」を8月より発売すると発表した。同製品は、従来製品に比べ小型化した防水仕様の認証システム。このため屋外ボックスなどを必要とせずに、屋内外を問わずさまざまな場所に設置が可能。また、カードリーダーを内蔵するため、カードと静脈認証による入退室管理が可能となるほか、カラー液晶タッチパネルを採用したためグループナンバーやIDナンバーによる認証も併用できる。具体的には、「静脈のみの認証」「グループナンバーまたはIDナンバー+静脈による認証」「ICカード+静脈による認証」「異なる2名による照合での認証」からセキュリティレベルに合わせて認証方式を選択できる。最大登録人数は6,000名で、怪我の場合などのために両指を登録できる。さらに、セコムのセキュリティシステムのセット・解除操作はもちろん、出退勤管理にも対応する。インターネット経由で「セコムあんしん勤怠管理サービス」(別契約)の利用も可能としている。