株式会社FFRIは11月12日、ネットワーク組み込み機器のセキュリティ検査ツールの新バージョン「FFR Raven Version1.5」の出荷を11月13日より開始すると発表した。同ツールは、日本最多の脆弱性発見や、国内外において脆弱性発見手法・脅威分析手法に関する多数の研究発表実績を持つ同社のエンジニアのノウハウを、製品開発の現場で簡単に検査を実施できるツールとして実装したもの。数百万の検査パターンを数時間で実施することが可能で、これまでブロードバンドルータ、ネットワーク機器、情報家電、モバイルなどの組み込み機器において大量の未知のセキュリティ脆弱性を発見した実績がある。新バージョンでは、ファジングテスト終了時の外部プログラムの呼び出し、SDK機能の追加、対応OSの拡充により、利便性の向上を図っている。