伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は10月9日、SAPジャパン株式会社(SAPジャパン)、米Virtustream社と共同で、基幹系システムの安定稼働に特化したクラウドサービス「CUVICmc2」の提供を2016年4月より開始すると発表した。同サービスは、SAPソリューションをはじめとする基幹系システムに特化したクラウドサービスで、システムの安定稼働とセキュリティに強みを持つVirtustream社のIaaS技術をベースに、CTCのデータセンターから提供するもの。SAPソリューションについては、データベースのトランザクション処理と分析処理を統合したインメモリープラットフォーム「SAP HANA」や、次世代ERPソフトウェア「SAP S/4HANA」などの提供により、SAP ERPユーザのクラウド環境への移行を支援する。他のERPソリューションを利用したシステムに対しても安定的でセキュアな環境を提供するとしている。またVirtustream社の特許技術「μVM」により、アイドル時間を除いた課金体系を実現する。セキュリティについては、「Intel TXT」やポータルの二要素認証を含め、金融機関や政府など各業界で要求される規格に対応する。