伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は6月17日、企業向けに統合ID管理サービスを提供する米Centrify Corporationと販売代理店契約を締結し、シングルサインオン(SSO)サービス「Centrify Identity Service」を7月1日より提供すると発表した。同サービスは、分散するシステム利用環境で複数のIDを同期し、ひとつのIDとパスワードでのシステム利用を可能にするクラウド型シングルサインオンサービス。SaaSを業務で活用している企業を中心に提供し、3年間で500社への導入を目指すとしている。Active DirectoryやLDAPとも連携し、組織変更や社員の異動の際に社外のクラウドサービスも含めてIDの変更を自動的に行うことができる。また、月額課金のクラウドサービスのため、システム構築のための投資を必要とすることなく、社員の利用するシステムやアプリケーションに合わせてコスト削減が実現できる。さらに、スマートデバイスやスマートデバイス上のアプリケーションとも連携できることが特長。CTCの提供するファイル共有サービスやMDMなどのクラウドサービスと併用することで、安全で利便性の高いBYODも実現できる。