Androidに存在する2つの脆弱性を新たに確認、全バージョンに影響(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

Androidに存在する2つの脆弱性を新たに確認、全バージョンに影響(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロは14日、Androidに存在する2つの脆弱性が新たに確認されたとして情報を公開した。7月に確認された「Stagefright」や「Mediaserver」に存在する脆弱性と異なるものだという。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
 トレンドマイクロは14日、Androidに存在する2つの脆弱性が新たに確認されたとして情報を公開した。7月に確認された「Stagefright」や「Mediaserver」に存在する脆弱性と異なるものだという。

 1つ目の脆弱性「CVE-2015-3839」を利用すると、攻撃者は不正なメッセージをメッセージアプリに挿入可能になる。これにより、端末全体ではなく、メッセージアプリだけに「サービス拒否(DoS)攻撃」を実行され、アプリがクラッシュし、メッセージが送受信できなくなる。

 もう1つの脆弱性「CVE-2015-3840」は、SMSやMMSの送受信の日付やステータスを改ざん可能になるというものだ。これらの結果、ユーザーは不正請求を受ける恐れがあるという。たとえば攻撃者は不正アプリを利用してメッセージを監視し改ざんして、ユーザーに高額料金が発生する電話番号にメッセージを送信させ続けるといったことができる。

 この2つの脆弱性は、Messagingコンポーネントに存在しており、Androidの全バージョンが影響を受ける。トレンドマイクロはGoogleにすでに報告を行っているとのこと。

Androidに、SMSを攻撃・改ざんできる新たな脆弱性

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×