日本マイクロソフト株式会社は8月12日、2015年8月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は14件で、このうち最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が10件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで58件(5件重複)。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS15-079:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3082442)要再起動MS15-080:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3078662)再起動が必要な場合ありMS15-081:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3080790)再起動が必要な場合ありMS15-091:Microsoft Edge 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3084525)要再起動「重要」MS15-082:RDP の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3080348)要再起動MS15-083:サーバー メッセージ ブロックの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3073921)要再起動MS15-084:XML コア サービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる(3080129)再起動が必要な場合ありMS15-085:マウント マネージャーの脆弱性により、特権が昇格される(3082487)要再起動MS15-086:System Center Operations Manager の脆弱性により、特権が昇格される(3075158)再起動不要MS15-087:UDDI サービスの脆弱性により、特権が昇格される(3082459)再起動不要MS15-088:安全ではないコマンド ライン パラメーターの受け渡しにより、情報漏えいが起こる(3082458)再起動が必要な場合ありMS15-089:WebDAV の脆弱性により、情報漏えいが起こる(3076949)再起動が必要な場合ありMS15-090:Microsoft Windows の脆弱性により、特権が昇格される(3060716)要再起動MS15-092:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(3086251)再起動が必要な場合ありこのうち、MS15-079(CVE-2015-2423)およびMS15-080(CVE-2015-2433)は脆弱性が一般に公開されており、MS15-081(CVE-2015-1642)およびMS15-085(CVE-2015-1769)については悪用が確認されていた。