日本電気株式会社(NEC)は8月6日、顔認証によるPCログオンや、ログオン中の利用者の常時監視を可能とするPCセキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」を強化し、「NeoFace Monitor V2」として同日より販売を開始したと発表した。同製品は、認証に失敗した人物の顔画像記録や、統合型PCセキュリティソフトウェア「InfoCage PCセキュリティ」とのシングルサインオン連携機能などを強化しました。これらにより、マイナンバーをはじめとする重要情報の漏えい対策が求められる環境に対応するとしている。ログオン時/ロック解除時/常時監視中に認証NGとなった顔画像をログとして保存することにより、不正利用の抑止が期待できる。また、認証NGのログが残っていた場合に、登録ユーザが横を向いている等の理由で認証NGになったのか、未登録ユーザが不正利用を試みたのか、またその時どのような人物が不正利用を試みたかを、写真で目視確認できる。さらに、顔画像の登録やユーザ情報の変更等、これまで管理者にのみ付与されていた作業の一部を権限委譲することが可能になり、管理者の作業負荷を分散できる。