TKCは16日、クラウドサービスの利用拡大やマイナンバーの開始を控えて、データセンターの設備および情報セキュリティー体制の強化・拡充へ取り組むことを発表した。 同社は震度7でも継続使用できる免震構造や、72時間以上の非常用バックアップ発電、雷対策、窒素ガス消火システムなどを備えた1,000坪超のデータセンター「TKCインターネット・サービスセンター」を運用しており、災害やセキュリティー対策に強い運用サービスを特徴としている。 今回更なる設備・情報セキュリティー体制の強化拡充として、クラウド共通基盤では、12月までに富士通の仮想化環境専用ストレージ「ETERNUS TR series」のへの順次移行を行う。 情報セキュリティーに関わる設備の強化・拡充としては、マイナンバー制度の導入に合わせて、クラウド共通基盤に最適最新鋭のファイアウォール設備を12月末までに導入する。 同時に情報セキュリティー体制の強化・拡充として、現在国際規格の策定作業が進められている「ISO/IEC27017」(クラウドサービスにおけるISO/IEC27002に基づく情報セキュリティ管理策実践のための規範)の認証取得を目指す。 同社では設備・対策強化拡充に伴う投資額として、約1.5億円を見込んでいる。