フィッシング対策協議会は6月16日、銀行を装って携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を送り、フィッシングサイトに誘導する手口が確認されたとして、注意喚起を発表した。確認されたメッセージには、パスワードが失効するとして、メンテナンスサイトにアクセスして更新をするよう、リンクとともに書かれている。フィッシングと気づかずにリンクをクリックし、ログインIDやパスワードを入力してしまうと、その情報を窃取され、銀行口座に不正にアクセスされる可能性がある。同日14時現在、三井住友銀行および三菱東京UFJ銀行を騙るSMSの送信が確認されている。いずれの銀行もログインパスワードの変更を促すようなアナウンスは行っていない。万一、情報を入力した場合には速やかに各金融機関の窓口に相談するよう呼びかけている。