サイボウズ株式会社は6月16日、同社が実施する「脆弱性報奨金制度」のルールを一部改訂し、新たに寄付制度を導入したと発表した。脆弱性報奨金制度は、同社が提供するサービスに存在するゼロデイ脆弱性を早期に発見し改修することを目的とするもの。脆弱性を発見し報告した者に謝礼として報奨金を支払う。今回の改訂により、新たに「サイボウズLive」および「cybozu.com 運用基盤」が対象に追加された。また、報告者から「報奨金を受け取る代わりに、寄付ができないか」という問い合わせが複数あったことから、報奨金を受け取る際に、「報奨金の獲得を辞退し、報告者が獲得した報奨金と同額をサイボウズが上乗せし、寄付する」という選択肢を追加した。報告者は、同社が指定するOSSコミュニティ(Apache Software Foundation、Linux Foundation、日本にある OWASP Local Chapter(OWASP Japan / OWASP Kansai / OWASP Kyushu 等))から寄付先を選択できる。