株式会社カスペルスキーは5月19日、国立大学法人静岡大学と共同で開発した「情報モラル診断サービス」を、全国の小中学校を対象にWebを通じて同日より無償で提供を開始したと発表した。同サービスは、小学校4年生から中学校3年生の児童や生徒を対象に、インターネットの利用状況やモラル、セキュリティ、法などに関する質問を検定形式で実施するもの。結果をわかりやすく可視化することで、実情に沿った効果的な指導に役立つ教員向けのWebサービスとなっている。内容は、児童・生徒が4ジャンル(使用状況、モラル、セキュリティ、法)からランダムに出題された25問に回答するというもので、80点以上が合格となる。児童・生徒は「生徒用マイページ」で、回答結果と解説、診断履歴が確認できる。教員は、「教師専用ページ」で事前にクラス情報や児童・生徒情報(新規登録、編集、パスワードリセット、診断履歴)の登録や、問題および解説を確認できる。また、診断結果分布図、クラス別全国対比のグラフも参照できる。無償提供期間は、2015年5月19日より2016年3月31日まで。