トレンドマイクロ株式会社は4月27日、IoT時代のセキュリティ、プライバシーに関する意識調査の結果を発表した。本調査は2014年12月、日米欧の個人ユーザ1,903名(日本は595名)を対象に実施したWebアンケートによるもの。調査結果によると、全個人ユーザが何らかのスマートデバイスを利用中あるいは利用予定と回答している一方で、全個人ユーザの8割(80%)がIoT時代のセキュリティを懸念していることが明らかになった。国・地域別では、米国(75%)、欧州(82%)と比較して日本(83%)が最も高かった。また、個人ユーザの約半数(47%)が、過去5年間でプライバシーや個人情報の安全性に関して懸念が増加したと回答している。その理由には、「モバイルデバイスの利用(63%)」「情報漏洩の被害を受けた(61%)」「ソーシャルメディアの利用(53%)」を挙げている。自身の個人情報に関しては、回答者の半数以上(56%)が、相手が信頼できる会社ならば金銭と交換に自分の個人情報を提供すると回答した。その際の金額は、平均1,965円であった。もっとも価値が高いと回答した情報は、ID・パスワードで、平均7,584円となっている。