バージョンアップについては、今後も年2回のペースで行っていく方針です。製品展開の大きなポイントは、インターネット環境を前提としたクラウドへのシフト(利用者側にサーバ構築などが不要)とグローバル対応です。「LanScope Cat」はライセンスを購入いただいて、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azure上で利用が可能ですし、スマートデバイス管理ツール「LanScope An」はすでにAzure上でサービスを展開しています。また、グローバル対応は、海外支社で現地社員のデバイス管理をしたいというニーズが増えているため、管理コンソールの英語化も含めて対応を進めています。
──競合他社にない独自のサービスという点ではどうお考えですか
昨年11月に、iOS、Android、Windows対応のスマートデバイス管理ツール「LanScope An」の紛失・盗難対策機能に限定した「LanScope An Free」をリリースしました。「LanScope An Free」では、紛失・盗難対策に必要なパスワードポリシー、リモートロック・ワイプの機能を、無償で(台数無制限、期間無制限)利用することができます。最初の60日間は「LanScope An」の全ての機能を無償で利用可能で、60日後は有償版に移行することもできます。