独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月24日、株式会社エヌ・ティ・ティ・データが提供する、Webアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワーク「TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB)」に入力値検査回避の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは4.3。「TERASOLUNA Server Framework for Java(WEB) 2.0.0.1 から 2.0.5.2 まで」は、Apache Struts 1.2.9を利用しているため、Apache Struts 1のValidatorに存在する脆弱性の影響を受ける。本脆弱性が悪用されると、アプリケーションの実装により異なるが、入力値検査が回避されることで想定外のデータがデータベースに登録されるなどの可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。